森の囁き　

2010年梅雨真っ只中、空を眺めては溜息ついてる人たくさんいるんだろうな。
私も、まさにそんな感じ。

２週連続で渓に見放された感じで。
今週も土曜日は、仕事。

システム手帳を何度眺めても来週もまた予定がつきそうにない。
心の中で何かがはじけた。
これは強行に行くしかない。
自分に言い聞かせ、またいつもの相棒へメールを打ってみた。

『日曜日なんだけれど行かないかい？』
するといつものように返事が。
『どの道週末どちらかは、出かけるつもりでしたから！』
『日曜日、行きましょう！』
流石～～！
これで私の心の梅雨も少しは晴れそうです。

誘ったからには、早速天気予報をチェックして。
う～～～～～～～～～～～ん。
やっぱり雨か～。
それでは！っと降水量チェック。
う～～～～～～～～～～～ん。
なかなか厳しそう。

それでもなんだか北陸方面は良さそうだ。
とりあえず目的を決め明日相棒に相談してみよう。



６月２６日　日曜日　天候？

早朝４時に集合して、早速本日のプランを話してみた。
当然同意してくれるだろうと。
すると！
『いやいやそこより、こっちがいいよ！』
『えっ？。。。どうして？』
実は、先程早く目が覚めて降水量や雨量チェックさらに雲の動きまでチェックしたそうだ。
すると何故かこのエリアだけは、ほとんど降っていないと言う。

ほんとかな～～？
内心どうして～っと思いながらもダメ元で、
『じゃ～そうしましょうか！』軽～～～い乗りの私。

道中も雨は降り止むこともなく、かなり不安な高速を走り。
そして、最期の谷を過ぎる。
するとどうだろう！
路面は濡れてはいるものの、雨は降っていない。
川を覗くとそこはクリアーな流れ。
釣りできる！
それしか頭にない自分がそこにいた。

『やるね～～～～！』
思わず言葉が出てしまった。
今日は、下界は凄い天気だからここはパラダイスかな！

二人してルンルンで林道を歩いていると。
一台の車が近づいてきて。
『何処から入りますか？』って車から二人のフライマンが話してくる。
パラダイスかな～なんて思いもつかの間で、早速沢割りのお話をする。
でもよく彼らもここに来たよな～～～と思っていると。
運転席のフライマンが、
『実は昨日ネットでレーダー見てたらここだけ雲がかかってなかったんだよね～！』
え～～～～、どっかで聞いたせりふ。
『実は、私達も同じなんです。』思わず言葉が出た。

同じ事考えてる人いるんだよね～～～！
彼らと別れなんだかミョ～～～に嬉しくなってしまった。
彼らもここに着くまで心配しながら着たんだろうな。
な～～～んて考えると、余計に嬉しくなって同士のような気持ちになってしまった。

梅雨空の向こうには、パラダイスが！
な～～んて考えてたんだけれど。
そこには同士がいるんだね。

釣果の方は、ま～～～そこそこかな。
ツ抜けるのがやっとって感じ。



パラダイス～！なんて思っていたけど。
渓は足跡だらけ。
前日の土曜日は曇りだったからかなり人が入ったんだろう。
チョットいい訳しとこう。



でもね～～～２週間ぶりの渓はほんとに素晴らしい。

梅雨空だってその気になれば楽しめるんだな。
な～～んて感じる釣行でした。
でも今日はほんとに相棒に感謝です。

次回もお願いしますね。
massaさん。



お天気お兄さんと呼ばせてもらおうかな。